かもろぐ

スクラムマスターとしての学びを発信

【イベント】PxTXに参加してチームについて考えてみた(その3)

f:id:tyankamo:20190707155755j:plain

【イベント】PxTXに参加してチームについて考えてみた(その2) - かもろぐの続きです。

 

目次

 

Well-being × Team 持続的な成果を生み出す

この時点で時刻は14時、ついに空腹に耐えきれず一度退出することに。。

詳細は不明なのでグラレコと気になったTweetを貼るのみとさせていただきます。

 

f:id:tyankamo:20190707160150j:plain

参考になりそうなTweet

 Innovation × Team イノベーションを科学する

f:id:tyankamo:20190707203648j:plain

 これもまた登壇者が豪華なこと。。

 

東京大学 馬田隆明さん
ミラティブ 赤川準一さん
Google人事部 河村 大督さん

進行は
リクルートワークス研究所 野田稔さん

 

最初のテーマは野田さん曰くイノベーションのカギとなる「自主・自律・自分の頭で考える」について。

Googleでは主体性は採用基準の重要な要素だそうで、どの方も答えを与えるのではなく自分で考えるように仕向けることを大事にしていました。アオアシというサッカー漫画でも「自分でつかんだ答えなら一生忘れない」という名言があり、今後は自ら答えを見つけるために組織でも個人でもどうサポートできるかが大切になってくると思いました。

 

話は河村さんの所属するGoogleの話へ。Googleの取り組みなどは書籍や

Google re:Workで公開されていますが、社員が語るとあってゲストの皆さんも興味津々でした。

Googleのミッションは「世界中の情報を整理して、良い世の中を作ること」。

これは全社共通ですが、部門ごとでもチームごとでもミッションを設定しているそうです。

 Googleと言えばOKRも有名ですが、違いとしてはOKRは四半期に一度で、ミッションはOKRよりもう少し大きな意義の部分を明文化するのだとか。

 

2つ目の透明性を担保としてtgifという経営陣自ら社員に現在の状況を説明する時間があるそう

8万人いるということを考えるとすごいというか他の企業はやらない言い訳できないですよね。。これにはゲストの皆さんも驚いていましたね。

 

社員の声については「全社満足度調査」を年に一回やっており、仕事は楽しいか、上司は自分を助けているか等について率直にFBするようです。またもらったFBを基に上手く行ってること/いってないことを列挙し3つに絞り込んで改善するとのことでした。

社員がマネージャーを評価する役割を持っているので、FBに答えないといけないそうで、Googleさんは文化を形骸化させないための仕組み作りが上手いなと思いました。

 

話題は文化を作るうえで何をしているか、大事なことは何かという話に。

印象的だったのは赤川さんの「お風呂の時間」発言。確かに自分も歩いてる時が一番アイデアが浮かびます。きっとゆとりというのは時間的だけではなく精神的な意味合いも大きいのでしょうね。

 

ここで野田さんのイノベーションを起こすには「いい意味での成熟」が必要という話に。

 ここでいう成熟とは
・周囲を助ける
・誠実(自分でやりがいを見つける)
スポーツマンシップ
・思いやりと責任
・オーナーシップ

を備えていることでこれらを体現した少しの行動が大きな効果をもたらすとのこと。

 最後、心理的安全性の話があがったのですが、赤川さんの「上司もさらけ出せる環境が必要」という発言は斬新でした。確かに今まで語られてきた心理的安全性は部下よりの視点が多く、上司は部下がさらけだせるように~という文脈で聞くことが多かったと思います。一方で上司自身も自分をさらけ出せないと部下もさらけだせないしなとも思い、新たな視点を得ることができました。

f:id:tyankamo:20190707203946j:plain